令和5年度に開講した、浦安市歯科医師会 市民公開講座の記録です。
なお、今年度(令和6年度)についても開講します。
テーマ:「持病と歯科治療のお話」歯科の先生と持病についてお話していますか?
我が国の人口は2010年を境に減少に転じ、団塊の世代が75歳となる2025年には、国民の5人に1人が後期高齢者(75歳以上)という世界でも類を見ないスピードで超高齢化社会が進んでいます。 それとともに複数の基礎疾患(持病)をお持ちの患者さんの数も急増しています。
例えば、国民病とも言われる高血圧ですが、日本高血圧学会の発表(2017年)では、我が国の高血圧患者数は未治療の患者も含めると約4,300万人いると推測されており、60歳以上がその7割を占めています。高血圧は重症化するまでほとんど自覚症状がないため、軽視されやすく、健康診断などで指摘されていても積極的に治療をされない患者さんも多いのが現状です。
しかし、高血圧を放置し続けると、知らないうちに動脈が硬く、脆くなり、狭心症や心筋梗塞などの心臓病や脳卒中、慢性腎臓病などといった生命予後に影響を与える重篤な病気を引き起こします。高血圧が「サイレントキラ ー」と言われる所以です。
加速し続ける超高齢化社会において、複数の持病をお持ちの患者さんが歯科医院を受診する機会も増えており、歯科治療においても患者さんの持病に対する何らかの医学的配慮が欠かせなくなっています。本公開講座では、安心•安全な歯科治療を受けていただくために、持病と歯科治療の関係、歯科の先生とお話しいただきたい持病の内容について解説いたします。
日時・場所
令和6年2月18日(日)
14:00〜(受付 13:30〜)
※この講座は終了しています
市民プラザWave101 小ホール
(浦安市船1-4-1 イオン新浦安店 4階)
お問い合わせ先
浦安市歯科医師会
〒279-0004
浦安市猫実1-2-5 浦安市健康センター内 BlF
TEL:047-380-3666