令和6年1月17日に口腔がん検診アドバンスコースを開催いたしました。

「口腔がん検診」浦安市での取り組み

浦安では、現在、浦安市や、東京歯科大学市川総合病院と連携し、全国で先駆けて、口腔がん検診を行っております。

40歳以上の浦安市民であれば、ガン検診登録医の診療所https://urayasu-dental.or.jp/about-us/list)で、無料で検診を受けることができます。

口腔がん検診って何をするの?

  1. 問診
  2. お口の中の写真を何枚か撮影
  3. お口の中を触診でチェック

内容としては、問診をして、口腔の写真を何枚か撮らせていただいたり、お口の粘膜を触診にて、しこりなどがないか入念にチェックします。

他のがん検診と比べても簡便で、検診に伴う負担も少なくて済みます。

口腔がん検診は、がんの検出率が高い

現在までに、3,000名ほどの検診を行い、9名の早期ガンを検出することができました。

これは、他の5大がん検診(肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮がん)と比較しても、2〜3倍高い検出率です。

さらに、口腔がん検診は、他のがん検診と比べ、費用も少なく、簡便で、検診に伴う負担も少ないことから、非常に有用な検診手法であることが証明されております。

口腔がんは早期発見が重要

口腔がんは、舌や、歯ぐきにできることが多いですが、他のガンと比べ、QOL(生活の質)の低下にもつながりやすいです(喋りにくい、食事しづらくなるなど)。

そのため、早期発見し、なるべく小さい範囲で治療を行うことは、命を救うことと同時に、生活の質を守る上でも非常に重要なことです。

独自の口腔がん検診システム「オクトパス」
OCTOPUS - Oral Cancer Thorough Observation Project Urayasu System

浦安市歯科医師会で行っているがん検診は、オクトパスという名称で独自のシステムで行っております。(OCTOPUSOral Cancer Thorough Observation Project Urayasu System)

これは、検診結果をITやデジタル技術を活用し、シームレスに連携する大学病院や、行政機関と共有できるシステムを構築しております。

そのため、検診内容へのフィードバックがすぐ対応されますし、がん検診の結果のビッグデータがボタンひとつで、処理することができます。
引き続き、市民の皆様、国民の皆様に必要とされる存在として、活動してまいりたいと思います。