胎児の歯は、お母さんが妊娠を自覚していないころからすでに作り始められています。つまり、そのころからバランスのとれた食生活を心がけることが好ましいと言えます。
乳歯は生後4~5ヶ月ごろから生え始めます。乳歯の特徴は、残念ですが何といっても、むし歯になりやすいことです。お砂糖の入ったお菓子をたくさん食べて、歯磨きを怠ったりすると、気が付かないうちにむし歯になります。離乳までのミルクの与え方が、おやつの与え方に引き継がれると言われています。
つまり、だらだらと長時間にわたりほ乳瓶をくわえていると、当然むし歯になりやすいのです。ましてやミルクではなく、それがジュースだったら、もっと早く影響が出ます。ダラダラミルクがダラダラおやつに移行しないように気を付けてあげましょう。
乳歯がむし歯などで早くなくなってしまうと、まずそしゃくがうまくできなくなります。それが子供の成長に影響します。前歯などが早くなくなると、顔つきや発声などに影響し、ほかのお子さんにからかわれてコンプレックスになったりする例もあります。
奥歯の場合、永久歯の歯並びが悪くなることがあります。歯並びが悪いと、当然むし歯や歯槽のう漏で歯を喪失する可能性が高くなっていくわけです。子供の歯を守ってあげるのは、お母さんです。