口腔がん検診

平成31年4月より口腔がん検診を実施致します。検診の詳細につきましては、後日掲載致します。

口腔がんとは
日本口腔腫瘍学会と日本口腔外科学会が作成した口腔がん治療ガイドラインによると、口腔がんとは、顎や口の中にできる悪性腫瘍の総称と言われております。特に、口の中は歯以外の表面が扁平上皮からなる粘膜で覆われています。口腔がんの90%以上は扁平上皮がんであり、その他としては唾液を出す組織に由来する腺系がんや、肉腫、悪性リンパ腫、転移性がんがあります。
日本において、口腔がんにかかっている人は1975 年には2,100 人、2005 年には6,900 人でしたが、2017年は、7450人になりました。
男女比は3:2 と男性に多く、人口の高齢化に伴って口腔がんにかかる人数も増加しつつあります。口腔がんの中では舌がんが最も多いです。これは、全がんの約1%、全頭頸部がんの約40%を占める割合です。
口の中は消化器系の入り口として、喫煙や飲酒、食物などによる化学的刺激に常にさらされており、また虫歯や入れ歯、被せ物による機械的刺激があり、他のがんに比べ、発症にかかわる特殊な環境と危険因子が複数存在することが特徴です。
口腔がんは直接見て触れることができるため、その検診は簡単に行うことができます。口腔がん検診の意義は、口腔がんのみならず白板症や紅板症などの前がん病変、扁平苔癬、鉄欠乏性嚥下困難症(Plummer-Vinson 症候群)、梅毒などを含めて、早期に診断し治療することにあると考えられています。

がんについて
いきとし生けるものは、すべて細胞の分裂によって生きています。時折、その分裂の際に間違って出来てしまう細胞があります。通常はそれを消化、回収するのですが、時として間違いが停まらなくなってしまうことがあります。また、からだは細分化すると各々の組織に分類できますが、分裂した組織を超えて浸潤したり転位したりする細胞もあるのです。
現代では、がん化する理由はいくつも解明されていますが、ひとつには急速に躍進した長寿もそのひとつと言われています。がんの発症年齢が、高齢化すると高くなるのもその理由です。
日本人の二人にひとりが発症して、四人にひとりは、がんで亡くなると統計が出ています。この数字を高いと思うか相応とみるかは個人の判断です。男性と女性を比較すると男性のほうが、がんになる確率は高いです。
ウイルス性のものを除くとがんは、ひとからひとにはうつりません。ただしい情報の収集と信頼できるかかりつけのお医者さんに相談してください。

口腔に生じる粘膜疾患
一口に、口腔に生じる疾患と言っても、ウィルス性、アレルギー性、遺伝性、腫瘍性、反応性、原因不明の物など 多岐にわたり、数十種類にも及びます。
治るもの、治らないもの、ずっと付き合って行かなければならない疾患があります。
幸いなことに、その中でも悪性口腔がんの罹患率は非常に低くなっております。
しかしながら、いざ進行してしまった時の死亡率はとても高いのです。
ご自身で気付く事は難しく、全てのがんに言える事ですが 検診による早期発見・早期治療が大きなポイントです。