むし歯は、なぜできるのでしょうか。むし歯は歯についた食べ物の汚れ(歯垢)にむし歯菌が付着して、それを食べて酸を出し、その酸に歯が溶かされることでできるのです。むし歯菌の好物は砂糖(ショ糖)です。だから、甘いものを食べるとむし歯ができやすいと言うのです。間食をしたら、うがいをする習慣をつけましょう。ジュースにも砂糖は多く入っています。200ccのジュースには20gの砂糖が入っています。これは子供が1日に必要な砂糖の量に相当します(大人は40g)。いかに現在の私たちの生活が糖分の取りすぎかが分かると思います。水分を取るのにはジュースでなく、お茶など糖分のないものにしましょう。特に、ほ乳びんの習慣が抜けない幼児の場合、長時間にジュース、さらに乳酸菌飲料の入ったほ乳びんをくわえたままでいると、むし歯のできる確率はとても高くなります。むし歯は知能犯です。

  1. 面は小さな穴でも、中で大きく広がっていきます。
  2. 歯と歯の間など見えにくい所からできていきます。
  3. 見つかりにくいので知らない間に大きくなっていきます。

市では、1歳6ヶ月児・3歳児・幼児・成人歯科検診、妊婦のためのマタニティクラス(母親学級)を行っています。むし歯を予防する「おやつ」の与え方や、歯みがきの指導、歯科相談などをしています。歯並びや口の中の状態、また歯の磨き方は、1人1人さまざまです。なるべく市の検診や歯科医院で指導を受け、磨きにくい所、食べ物の汚れのたまりやすい場所をチェックしてもらい、自分にあった歯みがきのやり方を覚えましょう。