むし歯になりにくい甘味料

市販されている食品の中に「シュガーレス」「ノンシュガー」と表示されているものがよく見られます。これらの表示は平成8年の栄養改善法により、単二糖類(ぶどう糖・ショ糖・麦芽糖・水飴)の含有量が0.5%以内であるものだけに表示できるようになりました。この0.5%というのは、口の中ではむし歯菌による酸の発生が少なく、むし歯になりにくい含有量と考えられています。

ところが基準が決められているものとは別に、全く基準がないにもかかわらず「歯を大切に」「歯に安心」などの表示で、お茶から抽出した「サンフェロン」「サンウーロン」という物質をショ糖に混ぜて販売しているものがあります。「サンフェロン」「サンウーロン」はこの物質だけでうがいをすると、約30%むし歯を抑制すると言われています。

しかし甘味の主体がショ糖ならば、これらの物質を少しばかり加えても、すべてショ糖でできた食品と何ら変わりはありません。また最近では、「キシリトール」という甘味料が注目されています。むし歯が発生しないということで欧米諸国では、以前から多くの食品に使用されています。

しかし、むし歯予防を期待して摂取する場合は、1日10gのキシリトールのガムを食べると考えると、1日8粒、金額にして1日約170円、年間約6万円の出費となります。これだけ費用をかけても予防効果は約70%程度です。これらのことから考えて、どんな甘味料を食べても基本は毎日の歯みがきが大切だと言うことです。