歯を失う2つの大きな原因として、歯科ではむし歯と歯周病があります。そのひとつ歯周病は、歯の周りの歯ぐきや歯を支える骨などに炎症をもち、歯と周囲の機能が侵されていく病的な状態をいいます。

歯周病は、歯肉炎と歯周炎に分けられます。歯肉炎は歯ぐきだけに、歯周炎は歯ぐきと周囲の歯を支える骨などに炎症が及んだものです。歯みがきをしないで、歯垢が付いたまま2~3日放置すると歯肉炎が生じるといわれています。歯の周りの歯ぐきが赤く腫れたり、歯ブラシなどで出血しやすくなったりします。

歯肉炎が進行すると、歯と歯ぐきの間のポケットといわれる溝が深くなり、歯垢が溜まりやすくなります。この状態が長期間続くことにより歯周炎に進行していくことになります。歯ぐきに膿をもったり、歯がグラグラ動くようになったり、噛むと痛みを起こしたり、冷たい物や熱い物がしみるといった症状がでてきます。

予防法としては、原因である歯垢を除去することがなにより大切です。歯垢の溜まりやすい場所は、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目です。歯垢の溜まりやすい場所や磨きにくい場所に症状が起こりやすくなります。  さらに歯垢が石灰化したものが歯石です。歯石は歯垢を溜まりやすい状態を作り出しますから、除去してもらうことが必要です。  歯みがき指導を受け、定期的に検診を受けることをお勧めします。