歯周病について-2

厚生労働省の歯科疾患実態調査で1999年の結果によると、永久歯を持っている5歳以上の人では、全体の70%以上の人に、歯肉に何らかの異常が見つかっています。特に、歯周炎の目安になる深さが4ミリ以上の歯周ポケット(歯と歯肉とのすき間)がある人の割合は、55歳から64歳では50%で、この年代の人の半数が歯周病を患っていることになります。歯周病の成り立ちは主に、歯垢の中の歯周病を起こす細菌が繁殖し様々な酵素を分泌して歯肉に炎症を起こさせ、同時に歯周ポケットを作ります。歯周ポケットの深さが4ミリ以上になり、さらに症状が進むと歯を支えている歯槽骨を溶かし、歯がぐらついて抜けて落ちます。

歯周病の予防で大事なのは歯垢を取り除くことです。それには歯磨きを徹底することです。特に歯だけでなく、歯周ポケットをブラッシングすることや歯肉をマッサージすることも大切です。歯磨きの実際のやり方は、歯科医院にて指導を受けることが、その後の歯周病の予防に最大の武器になると思われます。また、定期的な歯科医院での歯周病チェックは、非常に大事です。

歯周病の自己判断法として、・歯肉が赤みがかっている ・歯肉から出血しやすい  ・歯肉が腫れている ・口臭が強くなった ・口の中がべたつく などがわかりやすいと思われます。これらの症状を自覚する場合は、歯科医院での歯周病のチェックをしてもらうことにより口腔衛生が保てます。また、全身疾患との関係が指摘されている例では糖尿病があり、これらの症状がよりはっきりと出てくる場合もあります。従って、糖尿病などがある場合、より一層の日常の口腔衛生管理が必要です。